真田幸村は大阪冬の陣で大活躍し、大阪夏の陣で最期を迎えました。
その舞台となった真田幸村ゆかりの地をご紹介したいと思います。
心眼寺
大阪城から南に2kmくらいの場所に心眼寺があります。
真田丸跡地に建つお寺で、真田幸村出丸城跡の石碑や真田幸村のお墓があります。
関ヶ原の戦いで西軍として参戦した真田幸村は、関ヶ原の戦いで敗れ、九度山に幽閉されていました。その後、豊臣方に召集され大阪冬の陣に参戦。大阪城唯一の弱点である城の南方に真田丸を作り、大活躍しました。
その真田丸が作られた場所が心眼寺周辺になります。
一般に真田幸村としてその名前が知られておりますが、生前「真田幸村」と名乗ったことはないと言われており、墓碑も「真田信繁」の名前になっています。
心眼寺向かいの大阪明星学園のグランドも真田丸跡地と言われており、明星学園グランド横に真田丸顕彰碑があります。
大阪城から歩こうと思えば歩けますが、少し遠いので、玉造駅を利用するかタクシーをおすすめします。
三光神社
心眼寺から東に500mくらい歩くと三光神社があります。
三光神社には「真田の抜け穴」があり、
真田幸村が真田丸から大阪城まで通じる地下の抜け穴を作ったと言い伝えられています。
「真田の抜け穴」は鍵がかけられています。
11月の第一日曜日に真田祭りが開催され、鉄格子を通してしか見ることのできない「真田の抜け穴」が年に一度開放される日となっています。
真田の抜け穴の横には、大阪の陣で指揮をとる真田幸村像がたってます。
三光神社から、さらに東に500m弱歩くと玉造駅があります。
次の目的地である茶臼山に向かうためには、玉造駅から天王寺駅までJRで移動することをおすすめします。
茶臼山
JR天王寺駅から北西に約500m歩くと茶臼山があります。
大阪冬の陣では徳川家康の本陣、大阪夏の陣では真田幸村の本陣だったところです。
山と言っても標高は26mです。
真田家と徳川家の家紋が山頂の石碑に掘ってあります。
山頂には大阪夏の陣の配陣図や真田幸村の紹介などがあり、
大阪の陣を感じることのできる場所になっています。
一心寺
茶臼山から5分くらい歩くと一心寺の山門があります。
山門の迫力ある仁王像が印象的なお寺です。
三光神社だけではなく、一心寺にも「真田の抜け穴」と伝えられる井戸跡があります。
一心寺には多くの有名人のお墓や名所があり、お酒で失敗した本田忠朝のお墓や、徳川家康を救った霧ふりの松などがあります。
本田忠朝はお酒の飲み過ぎのため大阪夏の陣で戦没。死に臨んで深く酒弊を後悔し、『将来酒のために身を誤るものを助けん』と誓って瞑目したと伝えられています。このため「酒封じの神」としてお酒に苦しむ方々が参拝するようになったようです。
「霧ふりの松」は、徳川家康が真田幸村に追い詰められた時に霧を吹いて徳川家康の窮地を救ったと伝えられています。
「霧ふりの松」は北門そばにあります。
山門から入るとわかりづらい場所にありますので、まずは受付等でパンフレットを手に入れる事をおすすめします。
この松の向こうに安居神社があります。
安居神社
大阪夏の陣で真田幸村が戦死したと伝えられている場所です。
安居神社には、大阪夏の陣で満身創痍の真田幸村が休む像があります。
戦いきった姿に、潔ささえ感じられます。
戦い続けてきた真田幸村の最期の地となりました。
所要時間と周辺観光やご飯
私は近所の住人なので自転車で真田幸村ゆかりの地を訪れています。
心眼時、三光神社、茶臼山、一心寺、安居神社と、JRやタクシーを利用しても3時間くらいあれば観光できると思います。
歴史に触れた後は、ぜひとも大阪の文化に触れてください!
安居神社から南西に5分ほど歩くと新世界があります。通天閣など新世界を観光していただいて、美味しい串カツはいかがでしょうか。
ちなみに、私もたまに串カツを食べに行きます。
お酒も飲めないのに、1人で食べに行ってます(笑)
1人でも大丈夫ですよ!