週末は大阪にいましたので、大阪城を散策してきました。
大阪城のおすすめ見学コースをまとめましたので、大阪観光のご参考にしていただければと思います。
私のおすすめコースは、大手門から入り、桜門、天守閣、極楽橋、京橋口までのルートです。
観光時間の目安は2時間くらいです。
混み具体や天守閣の滞在時間などで前後すると思います。
石垣とお堀、六番櫓
本町通と上町筋が交わる交差点(馬場町)から入るとローソンがあります。
ローソンの裏あたりから撮った写真です。
ここは私の1番のお気に入りの場所です。
迫力ある石垣とお堀に感動すると同時に、徳川幕府の強大な権力を肌で感じることが出来ると思います。
ちなみに豊臣秀吉が築いた石垣ではなく徳川時代の石垣です。
大手門と千貫櫓
大手とは城の表側の事で、大手門はお城の正面玄関です。
全国に大手町という地名があると思います。
お城の”大手”が地名の由来になっています。
ちなみに大阪城の大手門の周辺の住所は中央区大手前です。
大手門の北側の石垣と千貫櫓です。
なぜ石垣が張り出したり、折れ曲がっているのか?
それは、死角を作らないためです。
横から攻める事が出来て防御力が高まります。
大手門から敵が突入した際には、北側の千貫櫓や大手門の内側から敵を攻撃することが出来ます。
大手門の内部の壁です。
銃で敵を攻撃するための”銃眼”と呼ばれる多数の窓が開けられています。
大手口枡形と巨石
枡形って何でしょうか?
城の出入口に作られた四角い区画の事で、敵の進入を食い止めるために作られています。
枡形に敵を誘い込んで、敵の勢いを止め、3方向から攻撃を仕掛ける作りになっています。
大手口枡形では、櫓門(上の写真)とその右の壁から敵を攻撃します。
大手門をくぐって正面に大手見付石があります。
表面積が29畳敷で城内第4位の巨石です。
石垣は徳川幕府の命令で諸大名が分担して築いています。
桜門と内堀(空堀)
桜門の東側と西側の内堀です。
内堀は水のない”空堀”になっています。
当初から空堀になっていて、なぜここだけ空堀にしたのかは不明です。
桜門の先には天守閣が見えています。
門の両脇の巨石は龍虎石と呼ばれ、江戸時代には『雨が降ると右に龍が左に虎が現れる』といわれたそうです。
あいにくの雨になった時は、ぜひご確認ください。
桜門の内側から見た景色です。
桜門枡形の巨石 ”蛸石”
桜門をくぐって正面に見える巨石が”蛸石”と呼ばれる大阪城で最大の石です。
圧倒される大きさです。
表面積が36畳敷、重さは108トン。
備前(岡山県)産で、備前岡山藩の池田忠雄によって運ばれたそうです。
天守閣
桜門を背に進んでいくと天守閣です。
せっかくなので、ぜひ天守閣に入館してください!
天守閣の内部は歴史博物館になっていて、豊臣秀吉や大阪城の歴史に関する文化財が収蔵されています。
8階が展望台になっています。
残念石
天守閣の前に残念石があります。割られたまま使われる事のなかった石です。
残念石はいたるところにあります。
一部の残念石は記念碑やオブジェとして利用されています。
大阪の新世界にもあります。
刻印石広場
天守閣の北側の坂道を降りていくと刻印石広場があります。
刻印石とは石積みの過程で藩の刻印を刻み込んだものです。
刻印石広場には、城内の石垣修理で撤去されたものや周辺の川から出土したものが展示されていて、刻印の説明もあります。
現存する石垣は徳川幕府が64藩を動員して築かせたもので、無数の刻印石がその事実を証明しています。
歴史を感じますね。
極楽橋と天守閣
刻印石広場北側の内堀にかかる橋が極楽橋です。
極楽橋を渡って京橋口に向かう途中の内堀越しの天守閣がとても綺麗です。
ここから見る天守閣も"おすすめビューポイント"です。
小説 ”プリンセス・トヨトミ” の表紙になってます。
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京橋口枡形の巨石
京橋口にある巨石は肥後石と呼ばれています。
城内第2位の表面積で33畳敷の広さがあります。
大手門から、桜門、天守閣、極楽橋、京橋口まで観光時間の目安は2時間くらいです。
じっくり回ると2時間では足りないかも知れません。
<大阪城のオススメは?>
個人的にオススメするのは石垣とお堀です。
徳川幕府の”力”を感じる事が出来ます。
あとは巨石。大きさを実感していただければと思います。
〜近所に住んでいるサラリーマンより〜